千代寿虎屋@寒河江市

2016.11月23日

日頃仲良くしてくださっている農家さんに千代寿虎屋の杜氏さんをご紹介いただき、この度酒蔵を見学させていただけることになりました!

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本当は、他の方が見学されるのでその方々と一緒に…とのことだったのですが、その方が当日キャンセルとなり丁寧にお話を伺えることに!

 

人生2回目の酒蔵見学。
日本酒の知識はおろか、酒造りの知識もままならない私…
ちなみに人生初の見学は、福島県会津若松市の末廣酒造さんの嘉永蔵。そちらでは、写真やパネル、時には黒板も交えて説明してくださったのを直前に思い出し、必死に復習。

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そんな事をしていたら、先日出会ったまるごと山形の寺島さんが、虎屋さんの最新情報を丁寧に教えてくださることに(感謝!)


予習もなんとか⁉︎間に合って見学スタート!

 

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虎屋の創業は元禄9年(1696年)。
現在の山形市において初代大沼惣左ヱ門による。

 

山形市から現在の寒河江市に進出したのは、八代目大沼保吉の時。
保吉は、幕末に衰退した家運を当時としては驚異的な4,500石まで造石したという、スーパー経営者!?


彼が寒河江に進出した理由としては、当時寒河江には東北の宮水といわれた硬水が絶えず湧き出ていたこと、また丸くて大粒の酒造好適米『豊国』の産地であったから。
寒河江の水が酒造用として優秀なことは業界周知だったとか!

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そして千代寿の『寿』の名声が高まります。

時は過ぎ1972年には、地元品としてチェリーワインの試験製造に着手。
1982年には、西川町にある酒蔵(1861年創業)と高砂印を継承し『月山トラヤワイナリー虎屋西川工場』を設立。
従来のチェリーワインに加えぶどうを原料とした「月山山麓トラヤワイン」を製造販売しています。

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1990年、絶滅してしまっていた酒造好適米『豊国』を復活させようと手を尽くし、種籾を入手。以来、地元酒米耕作者とともに米作りから関わり、酒造りを行なっているそうです!

そんな千代寿を醸す酒米はすべて山形県産米を使用。

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ここのお酒のしぼり方で面白かったのが『袋吊り』というやり方。
通常は圧搾機を使ったり、昔は槽(ふね)と呼ぶ大きな箱に酒袋を重ねて上から圧力をかけて絞って
いたのですが、虎屋の大吟醸はそれ以上にとても時間のかかる『袋吊り』をしているそう。
外力を全くかけずに、地球の重力だけでお酒を絞るんだそうです。
「地球がお酒を絞っている」この表現が、地球の恵みからいただいていることを実感できてなんだかほっこりしました*

 

また、酒造りにはその土地その土地の背景があって、作り方もそれぞれに想いがこもっていることを改めて感じ、もっと勉強して様々な蔵の作り方も知りたいと思ったところです。

 

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仕込みのお忙しい中お時間をいただきました千代寿虎屋さんに感謝致しますとともに、新酒&新酒米の酒という楽しみまでいただいた、雪の舞い散る寒河江市でのひと時でした(*˘ ˘*)